(2005年11月発行)

 

平成17年分年末調整と平成18年税額表の変更

対象システム:あくせす給与

 
 平成16年度及び平成17年度の税制改正により給与所得関係について改正が行われました。


☆ 年末調整−昨年と変わった点

1. 老年者控除の廃止 平成17年分以後の所得税について、所得者が65歳以上で合計所得金額1,000万円以下の場合に適用される控除(50万円)が廃止されました。
2. 国民年金等の社会保険料控除の扱い 年末調整の際に、国民年金等の社会保険料について控除を受けようとする場合には、支払いをした旨を証する書類(証明書)を添付しなければならないこととされています。
3. 住宅借入金等特別控除の適用範囲について 中古住宅の範囲に、地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅が追加されました。

☆ 平成18年分の所得税から適用されるもの

定率減税の額が引き下げられ、税額計算時に使用される税額表が変更されました。
あくせす・給与の年末調整
年末調整の実行

 

あくせす・給与の年末調整は、それまでの給与(及び賞与)計算のデータをもとに随時実行することが出来ます。

あくせす・給与の年末調整は、初期メニューの[年末調整]タブをクリックし[年末調整]ボタンをクリックします。

 

「年末調整指示画面」が開きますので、該当部門や年を入力して実行してください。

該当年初めての年末調整の場合は、□申告データのクリヤを指定(チェック)します。

年末調整計算

「年末調整画面」が開いたら、[追加]で該当者を登録(一覧から選択可)します。

 

社会保険料控除の入力例

登録済み社会保険料(給与または賞与計算で自動登録)以外の社会保険料控除が有る場合は[社会保険料申告]の?ボタンをクリックします。

社会保険料控除の画面が開くので該当金額を入力して下さい。

閉じると「年末調整画面」の[社会保険料申告]に控除額が表示され、年末調整結果の税額が表示されますので確認して下さい。

年末調整結果の印刷

初期メニュー、[年末調整]タブ、[帳票作成]ボタンを押すと年末調整後の資料を印刷することが出来ます。

 

給与所得の源泉徴収票例

給与所得の源泉徴収票には、個人年金保険料の入力があった場合に保険料の金額を表示します(図の)。

 

平成18年からの税額計算
  平成18年1月以後に計算される「給与計算」「賞与計算」における税額表は支給日にて自動判断し、該当税額表を使用します。
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