(2004年7月発行)

 

販売管理のデータを自動仕訳して財務管理に取り込む

対象システム:あくせす・財務

 
あくせす・財務は売上データ、仕入データなどの販売管理データを会計データの「振替伝票」に自動変換して取り込む機能を提供します。
自動仕訳を実行すると、販売管理で入力されたデータは、再入力することなく自動的に仕訳されあくせす・財務に取り込まれます。
 

■自動仕訳の準備
自動仕訳は、「あくせす・販売」の伝票種別(@)から仕訳方法を判断します。
「あくせす・財務」は「あくせす・販売」に直接リンクして、最新のコード体系を読み、システムが扱う伝票種別を判断します。

あくせす・販売側の準備
仕訳後の科目に細目指定がある(あくせす・財務の科目マスタで指定)場合は[受注番号](A)を細目コードとして使用します。従って伝票入力時に注意が必要です。その他は「あくせす・財務」側の対応となりますので、通常通りの運用で問題ありません。

あくせす・財務側の準備
1.基本情報の設定
まず基本情報を開き、「仮払消費税」と「仮受消費税」科目を設定して下さい。
2.初期メニュー[補助機能]タブをクリックして「SNAP変換マスタ」を開きます。あくせす・販売の各伝票種別に対応する科目を指定して下さい(@)。相手科目は自動的に設定されます(A)。右端に表示される設定のヒントが参考になります。

注意
左端には、「あくせす・販売」の[伝票種別]のうち、自動仕訳対象分が全て自動表示されますので、全ての伝票種別に対して対応する科目を設定して下さい。設定していないと自動仕訳中に“予期せぬエラー”となります。

 

■自動仕訳の実行
自動仕訳は、「あくせす・販売」の取引データに自動リンクして、指定月のデータを取り込み、仕訳します。


自動仕訳の指示
[初期メニュー]−[補助機能]−[自動仕訳]で自動仕訳の指示画面が開きます。
1.対象月
直前に実行された年月が表示されます。実行されたデータが無い場合はブランクになっています(@)。
同月の仕訳を再度実行する場合はそのまま[実行]を。新たな月を指定して実行する場合は対象に年月を上書き入力します。
2.伝票種別の選択
仕訳は売上のみ、仕入のみ、全伝票種類などの選択が出来ます(A)。実行中は 処理の状況や警告などをメッセージで伝えます(B)。
3.細目マスタの自動生成
自動仕訳中に細目マスタ未登録のデータを発見した場合は、自動的に細目マスタを作成します。

実行すると、[振替伝票]、[勘定データ]、[残高データ]が生成されます。

■自動仕訳の取消

直前に実行した自動仕訳は完全に仕訳前に戻すことが出来ます。
[初期メニュー]−[補助機能]−[自動仕訳の取消]で指示画面が開きます。
直前に実施された対象年月が表示されます(@)ので確認後実行して下さい。

 

■自動仕訳後の処理
あくせす・財務の[振替伝票]画面を開くと、仕訳後の伝票が確認できます。

注意
仕訳後は通常入力伝票と同じで自由に修正が出来ますが、再度同じデータを自動仕訳で取り込んだ場合は、取り込んだデータで置き換えられます。
機能や操作法の詳細は開発者にお問い合わせ下さい。
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