(2005年2月発行)

 

取引先管理帳票の活用について

対象システム:あくせす販売

 
あくせす・販売は、取引先(販売先、仕入先、外注先全てを称しています)ごとに[月次残高]を保有しています。これに加えて請求先ごとには[請求残高]を保存しており、適時閲覧及び印刷することが出来ます。
今回は財務帳票としてもそのまま使える取引先管理帳票の活用について紹介します。
月次残高管理帳票
月次の帳票は、主に最終残高の確認や保存のために利用できます。例えば自動仕訳機能を使って財務管理にデータを渡す場合はチェック用資料として活用できます。

取引先管理表の作成


取引先の管理表は、前月残−当月発生残−当月残の形式で表示印刷します。

 

売上管理』で作成する「得意先管理表」には売掛金の最新状況が表示されますので入金管理、資金管理に活用することが出来ます。請求残高が請求締め日毎に更新されるのに対し、月次残高は月末締め後に更新されます。「請求一覧表」と「得意先管理表」は締めの異なる2つの残高をそれぞれ把握することが出来ます。

 

「仕入管理」で作成する「仕入先管理表」には買掛金の最新状況が表示されますので支払い管理に活用することが出来ます。

 

取引先元帳の作成

 

取引先の元帳は、その月に発生した全ての取り引きを伝票一行ごとに表示印刷します。

 

『売上管理』で作成する「得意先元帳」には全ての売上及び入金を得意先毎に表示印刷します。

 

『仕入管理』で作成する「仕入先元帳」には全ての仕入、外注と支払いを仕入先毎に表示印刷します。

 

取引先の元帳は財務管理の補助元帳としてそのままご利用頂けます。

 

画面での残高確認
タイムリーに残高を確認するには画面での表示が便利です。

 顧客マスタで最新残高を確認する 

『顧客管理』で「顧客マスタ」を開くと、取引先名、住所の固定データとそれまでの取引状況が表示されます。

@画面下に表示される[月次締め日]現在の月次取引状況が表示されます。必要ならば前月残を訂正することが出来ます。

A現在までに処理した月の請求計算結果が「請求締め日」毎に複数頁表示されます。「請求締め日」が画面下に表示されます。

残高の繰り越し処理
残高の繰り越し処理はシステムを立ち上げたときに自動判断します。

 月次繰り越しの判断 

あくせす・販売を立ち上げたときに、操作日の月が変わると左のメッセージを表示し、繰り越し処理を行うか否か指示を請います。

月次入力伝票が残っている場合は[いいえ]を、全ての入力が終了の場合は[はい]を指定します。
月次締めは操作日の月−(マイナス)1ヶ月になります。

繰り越し処理を実行後に再度繰り越し前に戻すには[基本情報]−[計算]で“繰り越し前に戻す”を実行します。

(参考)あくせす・販売の自動仕訳機能についてはこちらをご覧下さい
機能や操作法の詳細は開発者にお問い合わせ下さい。
あくせす・販売の問い合わせはこちら