(2020年11月発行)

 

令和2年分年末調整

対象システム:あくせす給与

 
  令和2年税制改正による年末調整について。

☆ 年末調整−昨年と変わった点

1. 給与所得控除額が改正されました。およそ10万円ほど控除額が少なくなります。
2. 基礎控除及び所得金額調整控除が改正されました。
(1)合計所得2.500万円を超える場合控除を受けられなくなりました。
(2)子供・特別障碍者等を有する場合の控除が新設されました。
(3)「基礎控除申告書」及び「所得控除申告書」が新設されました。
(4)源泉徴収簿の書式が変更になりました。
3. 同一生計配偶者、扶養親族、源泉控除対象配偶者、配偶者特別控除の対象となる配偶者及び勤労学生の合計所得金額要件がそれぞれ10万円ひきあげられました。
4. 未婚のひとり親に対する控除が追加され、寡婦(寡夫)控除に関する要件が変更になりました。
5. 年末調整関係手続の関係書類について電磁による提出が可能となりました。

 

☆ 「あくせす給与(PROL)」の変更点

1. 令和2年分の年末調整における、控除の計算を、画面から申告データを入力することで自動計算します。
入力された申告データもとに、改正後の税制で税額計算を行います。
2. 年末調整の改正により、源泉徴収簿などの提出書類様式が変更されましたので改定後の様式で印刷します。
 

 ≪「あくせす給与」の操作法≫

年末調整処理
PROLメニュー 

(1)年末調整計算サブシステムの実行

あくせす・給与(PROL)初期メニューのタブから「年末調整」を選択します。

[年末調整]をクリックし画面に従って年末調整に関する申告データを入力します。

年末調整申告データの入力が終了したら、[帳票作成]を選択して各表を印刷します。

 
年末調整計算 

2)年末調整計算実行

例月(または日給等)給与が表示され、年税額が自動計算されます。

必要に応じて年間控除額等を追加入力します。

各控除項目毎に計算画面が開きますので、申告書に従って入力してください。 

配偶者控除は、「社員マスター」の[配偶者コード]が控除対象となっていない場合は入力できません。

 
     
配偶者控除計算

(3)配偶者控除の計算

配偶者(特別)控除の自動計算画面を開くと、「給与所得の申告書」と同一項目が表示されます。申告書通りに項目を入力すると控除額が自動計算されます。

「本人所得額見積」(区分1)をクリックすると、年末調整画面上で計算された最新の本人所得額が表示されます。

平成30年度から、配偶者控除は、配偶者控除と配偶者特別控除が「配偶者(特別)控除」で表示されるようになりました。

[更新する]ボタンで計算結果が年末調整画面に移ります。

 
 
法定調書の作成  
源泉徴収簿(2020)
 

4)源泉徴収簿の作成

令和2年分税制の改定により、源泉徴収簿の一部が変更になりました。

左図をクリックすると拡大帳票(PDF)が開きます。

 
 
(参考)令和2年に改正になった点は以下のページにて確認できます。
令和2年3月以降の健康保険料・介護保険料の改正について
   
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