* 文書を校正しよう!

Microsoft Wordには、入力中に英単語のスペルチェックをする[自動スペルチェック]と、文章を校正する[自動文章校正]の機能があります。自分では気付かないスペルミスや文法上の問題点をチェックしてくれる便利な機能です。スペルチェックや文章校正の設定には、自動と手動の2通りがあります。今回は、自動校正の修正方法と、文書内の語句の表記を統一する[表記ゆれチェック]の機能をご紹介します。

 

 

《 自動校正の修正 》

 

英文の場合、スペルミスが発見されると、その場所に赤の波線を表示して知らせてくれます。文法上のミスの場合は、緑の波線を表示します。日本語の文書の場合、文法上の誤りや「てにをは」などの助詞の使い方が不的確だったり、ひとつの文章の中に同じような意味の単語が重複して使われているときに緑の波線が表示され、注意を促してくれます。波線の部分の修正を行うには、波線の上で右クリックをし、ショートカットメニューから目的のコマンドを選択します。

 

 

[スペルチェック]と[文章校正]のショートカットメニューについて

 

[スペルチェック]

(修正候補)

修正候補の一覧が表示された中から修正するものを選択します。

すべて無視

波線の付いた語句を修正しない時に選択します。

追加

波線のついた語句を、スペルチェック用のユーザー辞書に登録する時に選択します。辞書に登録した語句は、次回から正しい語句と判断され、スペルチェックの対象から除外されます。

オートコレクト

その語句が「オートコレクト項目」として登録されている場合、このメニューにポイントを合わせると、語句の候補が表示されます。

言語

語句をチェックするための辞書を変更する場合、このメニューにマウスポインタを合わせて辞書の種類を表示して選択します。

スペルチェック

他の修正候補を見たい時や、スペルチェックに関するオプションを指定し直す時などに選択します。

 

 

[文章校正]

無視

波線の付いた語句を修正しない時に選択します。

文章校正

その語句を辞書に登録したり、文章校正に関するオプションを指定し直す時に選択します。

この文について

文章校正でチェックされた理由を具体的に知りたい時に選択します。

 

 

《 表記ゆれチェック 》

 

日本語には同じ語句でも「下さい」と「ください」のように漢字とかなで書き分けたり、「クラブ」と「倶楽部」のような当て字、「コンピュータ」「コンピューター」のように同じものを指していても表記が異なる語句もあります。「表記ゆれチェック」の機能を使用すると、表記のゆれのある語句をピックアップし、語句ごとにどの表記にするかを指定しながら修正が出来るので、大変便利です。

 

1.  [ツール]メニュー→[表記ゆれチェック]をクリックすると、[表記ゆれチェック]ダイアログオックスが表示され、[対象となる表記の一覧]に検出された語句のリストが表示されます。

2.  [対象となる表記の一覧]で、修正したい語句をクリックして選択すると、[修正候補]の欄に、選択した語句とその修正候補が表示されます。

3. [修正候補]の中から修正目的の語句を選択し、[変更]ボタンをクリックすると上部のリストの語句が、選択した語句に置き換わります。

※表記をすべて統一する場合には、[修正候補]の中から目的の語句を選択し、[すべて修正]ボタンをクリックします。

4. [閉じる]ボタンをクリックします。

 

 

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